暮らしを楽しむ

大阪府豊中市出身 平尾さん

大阪の建築関係の会社で働いていましたが、都会の中での暮らしより田舎暮らしがしたいと思い、50才で早期退職しました。その後、岐阜で1年間無農薬栽培の農業体験をしました。

どこかで田舎暮らしをしようと考えていた時に、知合いで戸沢村蔵岡地区に住んでいた現在の奥様から連絡があり、戸沢村に訪れたことがきっかけで結婚し、山形県で暮らすことになりました。住まいは、国道沿いにある戸沢村真柄地区で売り物件があり、770㎡ほどの土地付き住宅をお値打ち価格で買うことができました。職場まで20分ほどで通えます。休日には畑仕事や草刈りに精を出しています。

都会ではあまりない田舎ならではの仕事がしたいと探していたところ、新庄市にある農業総合研究センター畜産研究所で1年契約の職員募集があり、採用され働くこととなりました。生き物に触れる仕事はとても楽しくやりがいがあると同時に、ある程度の年齢まで働ける可能性があるのはありがたいです。

家から歩いて2~3分で最上川の堤防に出ることができるが、朝犬と散歩するのが日課になっています。今まで何回か犬を飼ったことがあるが、今までで一番犬が喜び、生き生きしている姿を見ると、自然の良さを改めて感じるとともに幸せを感じます。冬には雪の上を歩き、誰もつけていない足跡や最上川に来るハクチョウを見ると、感動します。山形県は、大気汚染が少ない「きれいな空気日本一」で、都会で過ごしてきた私にとって は空気のおいしさがよくわかります。