道の駅とざわ「高麗館」韓国グッズで集客!

 戸沢村と韓国との交流の歴史は、戸沢村で農業に従事する若者と栃木県にある「アジア学院」の留学生との交流が始まりです。その後、韓国中部に位置する堤川(チェチョン)市との農業の技術交流がスタートしました。婦人交流、児童交流、国際結婚へと進展し、お互いの文化を共有する村づくりを目指し、平成9(1997)年韓国を体験する『道の駅とざわ モモカミの里 高麗館』が誕生しました。

 異国情緒あふれる宮殿を思わせるような韓国様式の造りになっており、高台から見下ろす90°に折れ曲がる雄大な最上川を一望できる絶景スポットとして知られています。

 急な斜面を利用し段々式になっているため、長い階段は利用者の負担となり、年配者を中心に深刻な客離れとなっていったそうです。

 4年前に道の駅の駅長になった土田文子さんは若者世代に韓国ブームが起きていることに着目し、高麗館にも若者の目を向けさせることで活気を取り戻そうと昔ながらの古いイメージを一変。〝ワクワク″する店づくりをテーマに取組みを始めたそうです。

中でも最も力を入れたのが『チマチョゴリ体験』です。オーダーメイドのチマチョゴリや王族が使っていたとされる「ポリョ」、赤い欄干が映える中庭など韓国だからこそのスポットで撮影することができるため、お友達やカップル・ご家族など何度も足を運んでくれるようになり、楽しそうな笑い声が響くたびに元気をもらっているそうです。