おもてなしに喜びを感じる初代女性船頭!
地域おこし協力隊
働く
2022年11月25日
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船頭になるきっかけは?
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平日は郵便局、土・日は舟下りの売店で働いていました。特に、古口発~草薙着の間にある水上コンビニ駅の店員をやっていると、舟下りの途中お客様が降りると飛ぶように商品が売れ、とてもやりがいがありました。そんな時、山形新幹線が新庄駅まで伸びる(平成11(1999)年12月)という話があり、舟下りの目玉として女性船頭を導入することになりました。「やってみないか」という話があり、舟下り船頭は何といっても花形なので、「ぜひやりたい」と手を上げ、船の中で話す内容や謡う民謡などを一生懸命覚えました。初の女性船頭ということもあり、デビュー当初は取材が殺到しました。
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実際にやってみていかがですか?
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船に乗るたびお客様が変わるので、反応を見ながら話す内容を少しずつ変え、それに対して喜んでいる笑顔を見るのが楽しい。乗船時間が50分間あるため、お子さんが乗る時は途中飽きないように、興味を引くような話をするよう特に心がけています。
「楽しかった。」とお客様から言っていただくと、船頭のやりがいを感じます。船頭には指名制もあり、そのお客様から指名して再乗船していただくと、船頭冥利に尽きます。船頭になってよかったなと思う瞬間です。
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船頭として働く魅力は何ですか?
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何と言っても、四季折々の自然のすばらしさを船から見ることができることです。
春-若葉のみずみずしい緑色した新緑、
夏-下る船の中から感じる川の涼しい風、
秋-谷の屈曲に沿って帯のように広がる錦繍(きんしゅう)、
冬-暖かいこたつ船の中から見る降り積もった雪と澄み切った空気が生み出す水墨画の世界、
どの季節も素晴らしく、自然の中で働くことができる喜びを感じています。
そして、毎回違うお客様との出会いは一期一会で、ふれあいを楽しんでいます。
自然、人が好きな女性の方、一緒に舟下りを楽しんでみませんか。