半導体関連部品製造会社として、地元の雇用に貢献したい!

事業が始まった時期は?

 昭和44(1969)年、株式会社山形通信機製作所として、先代の祖父が創業しました。当時、春から秋まで農家として働いていた人たちが、冬になると出稼ぎに出ることが多いため、冬でも地元に残って働ける場所を作りたいという想いがあったと聞いています。

業務内容は、電話交換機の束線製作・内部配線に始まり、インフラ整備に関わる電源盤・配電盤等を経て、時代やお客様のニーズに応えながら、現在に至っています。平成21(2009)年に会社を継続させたいという思いから祖父から会社を引き継ぐことにしました。代が変わり、より敏感に時代のニーズに応えるという姿勢を外向けに発信するために、会社の名前を変えようと考えました。「やまつう」という愛称で親しまれていましたので、その愛称を残しつつ会社が一新したという印象が残るよう、株式会社やまがた通信と変更しました。

事業の売りは?(商品など)

 現在は主に半導体製造装置の部品を作っています。はんだ付けや圧着などの機械を使った作業も一部ありますが、手作業が中心になります。部品の種類は多いですが、ベテラン社員を中心に手際よく作業を行うこと、社員同士の連携をうまく行い無駄が少ないことが、当社強みの短納期対応につながっています。

ご苦労は?

 半導体関連の仕事なので、今後に向けて大きな需要があることは確かですが、製造装置用部品のため半導体需要と直結していないこと、短納期での対応を売りにしていることで、仕事量にどうしてもバラツキが出ます。コロナ化では巣籠需要が旺盛でずっと忙しかったですが、ウクライナ情勢をきっかけに先行き不透明感が広がり、仕事が減っています。このように仕事量を安定的に確保できないことが一番の苦労です。

今後どのような人材を望みますか?

 仕事量のバラツキを減らしていくためにも、中断していた組立ての仕事を再開したいと考えています。現在の仕事の中心は連携して行う作業が多いので、従業員同士のコミュニケーションはしっかり取れています。和気あいあいとした雰囲気の職場です。職種が増えることも検討していきますので、ぜひ一緒に働きませんか?