戸沢村産のもち米を使った「戸沢のぼたもち」

店を始めたきっかけと時期は?

妹の嫁ぎ先の山形市にある「栄玉堂」さん(江戸時代末期創業の和菓子屋)から空いていた店舗を活用してみないかと話をいただきました。そこで、戸沢産のもち米と栄玉堂の餡(あん)を使い、ぼたもちを販売することになり、ほかにきなことごまがあります。

東日本大震災後の2011年9月27日に開店しました。製造したその日のみで販売するため、開店当初は売れずに苦労しました。しかしテレビ東京の「いい旅夢気分」という番組で取材が入り、その年の11月9日に放映されてからは、一気に売れるようになりました。テレビの力はすごいです。

ぼたもちの名前の由来は、春のお彼岸の頃は「牡丹の花」が咲く時期で、その時期に食べられるようになったことから呼ばれるようになりました。ちなみにおはぎは、秋のお彼岸の頃は「萩の花」が咲く時期から来ています。現在は基本的に同じものですが、山形ではぼたもちと呼ばれていることが多いです。

いつ・どのような方が買いに来られますか?

  • お供えや食べる風習があるお彼岸の3月・9月
  • このあたりで餅を食べる慣習があるお盆に餅の代わりとしてお盆の時期
  • 5月の連休や紅葉の時に最上地方の多くのお客様が訪れる時期

には、多くのお客様が訪れます。

 テレビの取材や店に寄ったお客様のSNSの発信を見て知った方が、最上川舟下りを楽しんだ帰りや店の前を車で通ったお客様にもよく寄っていただけます。本当にありがたいです。

気を付けていることは?

食品を扱っているので、商品に異物がないようにすることが一番気を付けています。そして、お客様が店に入ってきた時の印象は大事だと考えているので、清潔感やすっきり感を感じてもらえるように気をつけています。